ボローニャの文化と料理に触れたら、次は、現在イタリアのモーター・サイクル技術とスタイルの両面で、その頂点にあるドゥカティ・ミュージアムとその工場の見学がおススメです。ドゥカティ1946年からバイクを作り続けるバイク・メーカー。そのドゥカティの博物館は本部工場にあり、70年もの長きにわたり、そのバイクがどのように発展したかを垣間見ることができます。いわゆる従来の古臭い博物館とは違い、数々の賞を受賞したモダンな展示で老いも若きも魅了する必見の博物館。見逃せないアトラクションです。
ドゥカティ・ミュージアム・コレクション
ミュージアムは1998年に開館され、光のイルミネーションによるレース・トラックをモチーフに、ドゥカティの歴史上代表的な33台のバイクが展示されています。レース・トラックの展示を見終わった後は、7つのテーマに分けられた部屋へ。そこではドゥカティ・ブランドの今と将来のすべて -ドゥカティの歴史、重要な発明、そしてバイク製造に至るまでの30年の概略 - をご覧になれます。ドゥカティが誇るレースの歴史そしてその歴史を作り上げた人々の紹介も展示されています。
ドゥカティを彩る物語は第二次大戦直後1946年に生産(設計はアルド・ファリネッリ)されたバイク、「クッチョロ」(イタリア語で「子犬」!)から始まります。当時は経済復興のために安価な交通手段の需要が切実な時期でもありました。このような時代に生まれたクッチョロは、普通の自転車に非常に経済的な4ストロークエンジンをつけただけのものでした。しかしながら、クッチョロは大人二人を乗せて近辺ののぼり坂、下り坂のアップダウンを走行できるパワーを持ってたのです。クッチョロの次にご覧になるのは自動二輪業界をしてドゥカティを羨望の的とせしめ、スーパー・バイク・ワールド・チャンピオンシップで数々のタイトルをもたらした発明・開発の展示です。そして、最後を締めくくるのはデスモセディチ。ドゥカティのニュー・ジェネレーション・レース・エンジンを搭載したマシンです。
工場とミュージアムのツアー
工場とミュージアムのツアーは日に4回、ドゥカティのガイドによって引率され、事前の予約が必要となります。月曜から金曜までの見学が可能ですが、土曜日はDOC(ドゥカティ・オーナーズ・クラブ)会員のみ対象となります。時間は9時15分、11時、13時45分、15時30分、料金は10ユーロ。予約受付は、www.ducati.com または電話 +39(0)516413343で。
アクセス・交通手段:
ボローニャはイタリアの各地から電車、飛行機、車で容易にアクセスできます。フローレンスからたったの1時間、ミラノ、ベニスから2時間、ローマからは3時間半。飛行機の場合、ボローニャの空港から工場はタクシーで10分のところにあります。ボローニャの中心部からなら、郊外を走る電車が便利。約1ユーロで10分先の駅で降り、そこからタクシーに乗り継ぎ工場へ。また同じボローニャの中心部からの場合、乗り換えと時間がかかりますが(40分)バスもあります。ボルゴ・パニガーレの停留所が目的地で、停留所から200メートルのところにドゥカティがあります。乗り換えは、36番または39番のVia Lame 行きバスに乗り、13番のボルゴ・パニガーレ行きに乗り換えます。
ボローニャのドゥカティ・ツアー
予約の手間や電車、バスなどの公共交通機関での移動を避けたい方に、エミリア デリツィアでは運転手付のドゥカティ・ミュージアムと工場見学のツアーをご用意しております。私どもで、予約手続きを行い、車でご案内いたします。このエリアにあるスーパー・カーの工場、博物館見学と合わせることもできます。
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